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2025.11/8(sat)~11/10(mon) 山﨑慧一郎写真展 『F/P』

  • 執筆者の写真: zakura
    zakura
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

zakuraでは11月8日(土)~11月10日(月)まで、写真家 山﨑慧一郎による写真展『F/P』を開催いたします。

今回でzakura5回目となる山﨑慧一郎の写真展。

変わらず一貫して、感情や意味に寄りかからない「見ること」の本質を見つめています。

彼の写真には、言葉では触れられない温度があります。

とてもクールな写真表現の中に優しさと暖かさを感じます。

情報や感情があふれる時代に、ひとりの眼が見つめ続ける静かな山﨑ワールドをどうぞお楽しみください。

皆様のご来場お待ちしております。


山﨑慧一郎写真展    『F/P』


会期:11/8(sat)~11/10(mon)

時間:11:00~21:00(最終日は18:00まで)

会場:zakura 〒150-0033 東京都渋谷区桜丘町14-5-103

   JR渋谷駅新南口より徒歩3,4分


<個展によせて>

ひとは色覚を有し、色とりどりに世界を見ます。それゆえ真に偏りのない無彩色は仮想としてしか存在しません。二つのグレーを並べて見ればそれらが相対的に赤や青、黄色や緑といった色相の偏りをわずかに持っていることがわかると思います。


zakuraでの個展も5回目となりますが、私が一貫して続けてきたことは情緒における無彩色の追求です。喜びや悲しみ、ノスタルジー、退廃、様々な情緒の楽しみがあることを否定はしませんが、そうしたものを帯びるがためにものごとは意味として単純化され、また消費されます。私の関心は決して消費され得ぬ調和の神秘に向けられていて、それは情緒の色合いを捨て去った表象の氷点(Freezing Point of representation)にこそある、そんなイメージを持っています。


意味や情報は人間の知的活動にとって重要なものに違いありません。しかし同時に認識を縛り、知性と感性を脅かすものでもあることを忘れるべきではない。消費に甘んじることなく己だけの領域をまっすぐに見つめ、鎖を断ち切る力を示すところにアートの本分があると信じます。


<山﨑慧一郎プロフィール>

1979年生まれ。國學院大學文学部哲学科卒。


記号と認識をめぐる観点から2013年頃より写真を独学。小さなモノクロプリントを中心に制作している。現物主義、秘密主義を旨とし、プリント以外の形で作品を公開しない。

<web>


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