zakura特集展示vol.5は孤高の写真家新田樹。
幻想的かつリアリズムを追求した新田樹の世界をこの機会に是非ご覧下さい！
作家トークショー
6/19（火）20:00〜21:30
参加費 ¥500(1ドリンク付き）
ご予約 zakura 03-6427-0369 info@zakura.tokyo
私が外の世界を意識したのはいつのことだったろうか。
記憶の糸をたぐってゆくと、幼い頃にきいたラジオの音声がよみがえってくる。
声には深いエコーがかかり、流れてくる音楽や雰囲気にはどことなく緊張感を帯びていた。
1970年代ソビエト連邦ではモスクワ放送が日本へ向けて放送されていた。
10歳にも手が届かなかった私には限られた内容しか理解できなかっただろうが、それでもその声の向こう側に自分の知らない世界がひろがっていることを感じさせる何かがあった。
それから約20年後の1996年写真家としての独立と同時に旅に出ることにした。新潟から空路ロシアのウラジオストックへ降り立った。
新田樹 プロフィール
福島県生まれ。東京工芸大学卒業後、麻布スタジオ入社。 1991 年、半沢克夫に師事。96 年独立。
独立後、旧共産圏(ロシア、エチオピア他)を中心に撮影を続けている。
2003 年、コニカ・フォトプレミオにて「SURUMA」、 07 年「樹木の相貌」を開催 ( 以上、コニカミノルタプラザ )。
他の個展に、15 年の「サハリン」(銀座ニコンサロン)などがある。
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