zakuraでは4月6日(木)~4/8(土)まで、モデルとして活動を続けながら、「ことば遊び」という易しくて、自由な詩のカタチを探求し作品を発表を続けている五十嵐ソフィーの「さよ(う)なら」展を開催します。
五十嵐ソフィーのことば遊びは軽やかでユニーク、彼女の等身大がそのまま言葉へ変換したかのように自然体です。
意識は言葉のみならず、見せ方も配色、配置、文字組などのバランスが美しくアーティスティックな作品となっています。
この機会にぜひ五十嵐ソフィーの言葉の世界へ遊びにいらしてください。
皆様のご来場おまちしております。
五十嵐ソフィー「さよ(う)なら」展
会期4/6(thu)~4/8(sat)
時間:12:00〜20:00 (最終日は17時まで)
会場:zakura 〒150-0033 東京都渋谷区桜丘町14-5-103
お問い合わせ:info@zakura.tokyo
<紹介文>
わたしたちはずっと、知らないふりをしてきた
永遠がないことを
料理が下手くそだったことを
愛が薄れていることを
わたしの肌から知らないだれかの匂いがすることを あなたの手が去年より骨ばっていることを
ふたりで食べるみかんが美味しくないことを
今年はあたりが悪いねと苦笑するあなたを
世界が割れていくことを
地球が暑くなりすぎていることを
どこかのだれかが死んでしまったニュースを
味のしないキスを
繋いでもつめたいままの指先を
きちんとさようならができないことを
さよならばかりが得意になっていくことを
わたしたちは今も、知らないふりをしている
わたしたちはあまりにさようならに不慣れで
あまりにたくさんのさよならをまとい
さよ(う)ならを交わしている
その括弧のなかを、ほんの少し覗くことができたなら
<五⼗嵐ソフィー プロフィール>
1999 年4 ⽉29 ⽇⽣まれ。福井県出⾝。
⽴教⼤学映像⾝体学科卒業。
卒業制作として脚本・共同監督を務め、
⻑編映画『いつか消えていく僕たちを』を撮影。
現在はモデル活動の傍ら「消えゆくものたちと私の関係」
をテーマに、詩作に励む。
(インスタグラム #ソフィ⼦のことば遊び に過去作品を掲載)
maco marets『Nagi (feat. ggoyle)』mv(ウエダマサキ監督)
には執筆した詩が登場している。
Instagram : @sophi_igarashi
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